有機化学でよく使う化学式と化学式の分類 まとめ

有機化学

こんにちは。Horyです。

前回の記事では有機化学と無機化学の考え方の違いを解説すると共に有機化合物の特徴を解説しました。

今回の記事では有機化学でよく使う化学式をまとめると共に化学式の分類を行っていこうと思います。

今回も頑張りましょう。

化学式について・・・

化学式は様々な形で書くことができます。以下に示すのがその一覧です。

  • 組成式・・・よく見る形
  • 構造式
  • 簡易構造式・・・有機化学ではこれが一般的

これら3つに関して個別に解説します。

組成式

組成式は私たちが最もよく見る化学式です。

これは、化合物を構成する原子の比を表しています。以下に例を示します。

構造式

構造式は化合物の構造を詳細に示した化学式になります。

原子から別の原子に伸びる手(結合している事を示していて価標とも言う)を省略してはいけません。

以下に例を示します。

簡易構造式

有機化合物の表し方としては簡易構造式が最も一般的です。

基本的に「構造式を書け」と問題文にあったら簡易構造式で書くのが無難であると思います。

価標をかなり省略して記述できるので楽です。

以下に例を示します。

最後に・・・

最後にすごく当たり前のことですが、原子が結合できる最大数は価標で決まります。

何故、最大数という表現をしたかというと二重結合や三重結合があるからです。

基本的に有機化学では4つの原子が登場しますが・・・

  • C (スネ夫)・・・最大4つの原子と結合 (金持ちには人が集まる)
  • N (しずかちゃん)・・・最大3つの原子と結合 (クラスのマドンナには人が集まる)
  • O (ジャイアン)・・・最大2つの原子と結合 (乱暴なので人が集まらない)
  • H(のび太)・・・1つの原子としか結合しない (弱そうなので人が集まらない)
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