有機化学 3つの重要反応 ラジカル・求電子・求核反応 まとめ

有機化学

こんにちは。Horyです。

皆さんは有機化学に3つの重要な反応があることをご存じでしょうか?

この3つの反応は大学内容になってきますが、有機化学の反応のプロセスを理解するために必須になります。

今回はその反応の原理を紹介します(重要記事です)。

今回も頑張りましょう。

有機化学の3つの反応

有機化学には3つの反応があります。

  • ①;ラジカル反応 (パッカーン反応)
  • ②;求電子反応 (おねだり反応)
  • ③;求核反応 (押し売り反応)

括弧内の言葉は自分で考えた別名になります。

化学反応は原子の組み替えです。原子を組み替えるには反応前の結合を切断して別の原子と結合する必要があります。

今回、紹介する3つの反応は切断の仕方に違いがあります(これを押さえてください)。

ラジカル反応の原理

ラジカル反応の原理を解説します。

僕はこの反応を「パッカーン反応」と呼んでいます。このように考える理由を以下に示します。

上の赤線で結合が切れてZとYの電子を半分こ(パッカーん)して別の原子と結合します。

電気的に中性な反応です。

求電子反応の原理

求電子反応の原理を解説します。

僕はこの反応を「電子おねだり反応」と呼んでいます。このように考える理由を以下に示します。

陽イオンが電子をおねだりしに行く反応になります。

反応前も反応後も陽イオンがあるので電気的に正の反応になります。

求核反応

求核反応の原理を解説します。

僕はこの反応を「電子押し売り反応」と呼んでいます。このように考える理由を以下に示します。

陰イオンが電子を押し売りに行く反応になります。

反応前も反応後も陰イオンがあるので電気的に負の反応になります。

判別方法

ところで、上に紹介した反応を判別する方法があるのか?という問題になりますが、結論から言うとあります。

上の3つの反応で気づくことがありませんか?

  • ラジカル反応・・・イオンが絡まない→大気中・無極性溶媒中の反応
  • 求電子・求核反応・・・イオンが絡む→極性溶媒中

また、切断がどのように起こるかもどの反応かを判別するかに重要で電気陰性度が絡みます。

電気陰性度とは電子についてのジャイアニズムで「俺の電子は俺のモノ、お前の電子は俺のモノ」という気持ちの強さを数値化したものです。

以下の記事でも散々話しました。

まぁ、もう分かると思いますが、ちょっと考えてみてください。

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