関数が収束する条件

数学Ⅲ

こんにちは。horyです。

今回は関数が収束する条件を求める問題について簡単に解説します。

この記事を読む前に以下の記事を読んでくことをお勧めします。

問題 その1

以下はこの記事で取り組む問題その1です。

この問題を例に解説します。

問題を解く前の下準備

問題を解く前の下準備です。

まず、普通にやると分母が0になる不定形となり計算できなくなります。

仮に、「x=1」を代入して分子が0以外の値になればこの関数は「x→1」で無限大に発散します。

なので、分子に「x=1」を代入して0になるように実数aを決めてあげます。

そうすれば・・・

  • 「0/0」の不定形に
  • 分子の有利化
  • 分母と分子の0になる因子を約分で排除

上の3ステップで関数が特定の値に収束します。

問題その1 解答・解説

問題その1 解答・解説です。

ここまでできたので分子を有利化します。

以上から収束する場合のaとbを求めることができました。

問題その2

以下はこの記事で取り組む問題その2です。

問題を解く前の下準備

まずは問題を解く前の下準備です。

「∞-∞」の不定形で計算できません。そのため、最大の量でくくります。

上の式の青い部分が0以外になると無限大に発散してしまいます。なので、青い部分が0にならないと収束しません。つまり、「∞×0」の不定形を作りたいのです。

問題その2 解答・解説

問題その2の解答・解説です。

よって「a=1」の必要があります。

√があるので有理化します。

分母の最大の量で分母・分子を割り算します。

以上よりa,bを求めることができました。

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