金属の陽イオンと借イオンの性質 構造・色・命名ルール まとめ

無機化学

こんにちは。Horyです。

今回の記事では金属の陽イオンに関してまとめたいと思います。

今回まとめることは主に借イオンについてで、借イオンの構造や色、命名ルールをまとめたいと思います。

今回も頑張りましょう。

借イオンの表記方法

借イオンの表記方法は以下に示すとおりです。

  • X・・・金属イオン (中心にある)
  • Y・・・配位子 (金属イオンの周囲に展開)
  • N・・・配位子の数
  • M±・・・借イオンの価数
  • 配位子の数と命名ルール
  • 配位子の種類と命名ルール
  • 命名ルールと呼び方の順番

これら3つについて個別に解説します。

配位子の数と命名ルール

配位子の数と命名ルールに関してデス。

無機化学の借イオンでは2,4,6のみ覚えておけば良いです。

  • 2・・・ジ
  • 4・・・テトラ
  • 6・・・ヘキサ

上の言葉はギリシャ語です。

ちなみにですが、有機化学でも物質名に数字が絡む物質が出てきますが、名前の中にギリシャ語の数字が出てきます。

配位子の種類と命名ルール

配位子の種類と命名ルールです。

「配位子の種類」→「名称」という順番で説明します。

命名ルールと呼び方の順番

命名ルールと呼び方の順番についてデス。

借イオンは以下の順番で命名されます。

「配位子の数→配位子の種類→金属イオン」

この順番で読むことを忘れないでください。

金属の陽イオンと借イオンの性質について・・・

金属の陽イオンと借イオンの性質について、高校化学で頭に入れておくべきモノを解説します。

ちなみにですが、金属の陽イオンは水溶液中では水和状態で存在します。

どういうことかというと・・・

  • 金属の陽イオンを水に投入
  • 陽イオンのままで存在できない
  • 水分子の非共有電子対が配位結合→水和状態
  • 水分子よりも安定な配位子の登場→それらと優先的に結合→借イオン

紹介することに関しては色と借イオンの構造についてデス。

ここで、重要なのは色についてで、典型元素(12族も入れる)と遷移元素の違いです。

ちなみに、現在の高校化学では12族元素は遷移元素となっています。

  • 典型元素(12族含む)・・・陽イオン/借イオン/沈殿に色がない
  • 遷移元素・・・陽イオン/借イオン/沈殿に色がある

典型元素(12族含む)の陽イオン/借イオン/沈殿に色がないです。

色がないと言うことは無色か白色と言うことです。

典型元素の陽イオン・借イオン

典型元素(12族含む)の陽イオンと借イオンは主にZn(亜鉛)とAl(アルミニウム)です。

以下に図を用いて紹介します。

遷移元素の陽イオン・借イオン

遷移元素の陽イオンや借イオンについて解説します。

これらは色がつくモノが多いですが、例外的に色がないものもあります。

紹介するのは以下の元素のイオンです。個別に紹介します。

鉄イオンについて・・・

鉄には2価と3価の陽イオンが存在し、試験では頻出します。以下に紹介します。

銅イオンについて・・・

銅には1価と2価の陽イオンが存在し、これも試験で頻出します。

銀イオンについて・・・

銀は基本的に1価の陽イオンです。

その他の覚えといた方が良いやつ

上に紹介したやつ以外でマイナーですが試験に出るモノを紹介します。

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