接線の本数を求める問題 微分の応用

数Ⅱ微積分

こんにちは。horyです。

前回の記事では微分の応用として関数の最大値・最小値を求める問題に取り組みました。

今回の記事では接線の本数を求める問題に取り組みます。これも重要な問題なので必ずできるようになってほしいです。

問題 接線の本数を求める

以下はこの記事で取り組む接線の本数を求める問題です。

この問題を例に解説します。

接線に関する問題で接点に関する情報がない時は、まず、接点の設定から始めてください。

(1)解答・解説

(1)の解答・解説です。

まずは接点の設定から始めます。任意の実数をtと置きます。

接線が2本あるということは①の方程式が異なる実数解を二つ持つことを意味します。つまり①の方程式を満たす実数tの数が接線の本数であると言えます。

「判別式D>0」を満たせばいいです。

上の式の赤い部分を座標平面に図示すれば勝ちです。領域の図示は自習とします。

(2)解答・解説

(2)の解答・解説です。

こちらの問題もまずは接点の設定から始めます。

接線が3本あるということは①の方程式が異なる実数解を3つ持つことを意味します。つまり①の方程式を満たす実数tの数が接線の本数であると言えます。

①の方程式が3次方程式なので判別式によって個数は求められません。そのため、①の左辺をg(t)と置きます。

さて、異なる3つの実数解を持つ条件ですが、ちょっと図にしてみます。

図を見てもらうとイメージしやすいと思いますが、極大値と極小値の積が0より小さければ異なる3つの実数解を持つと言えます。この方法は結構使うので覚えておいてください。

上の式の赤い部分を座標平面に図示すれば勝ちです。領域の図示は自習とします。

タイトルとURLをコピーしました