こんんちは。Horyです。
今回の記事では受験数学のコツで計算ミスとどう向き合うかを解説すると共に、計算ミスをしないようにするためのコツをまとめたいと思います。
問題の解法や手順が分かっていたとしても計算ミスをすれば減点されてしまいます(場合によっては大幅減点される危険性もあります)。
そのため、受験数学では計算ミスによる凡ミスは非常にもったいないです。
計算ミスをしないようにするために今回も頑張りましょう。
計算ミスの要素
ここで、受験生が陥りがちな計算ミスの要素を簡単にまとめたいと思います。
- ①;プラスとマイナスの間違い
- ②;書き間違い・取り違い
主に計算ミスが起きる原因というのはこの2つであると考えています(他にもあるが)。
これについてどうやって対処すれば良いかと言うことをよく学生から聞かれましたが、僕は多くの学生に「計算ミスをしないようにするためには練習しかない」と言います。
すると、学生からは「答えになってないやん」と言われました。
まさにその通りですが、正直、計算ミスに対する対処法は「練習と慣れ」しかないのでノウハウはありません。
ただし、計算ミス・ケアレスミスを起こさないようにする環境を構築するノウハウはありますので今回の記事ではそれらを紹介します。
計算ミスを起こさない環境構築
今回紹介する計算ミスを起こさないようにする環境構築は以下に示すとおりです。
- 時間の確保 (問題を解く順番)
- 計算スペースの確保 (問題用紙・解答用紙の使い方)
この2つに関して個別に解説します。
時間の確保 (問題を解く順番)
皆さん、問題を解くときに順番に解いていませんか?
例えば、大問1~5があったとして1から順番に解いていると言うことです。
問題を解くときに順番に解くというのは良いように思えますが、場合によっては墓穴を掘ることになります。
というのも、大問1から難しい問題で解けない場合、そこで止まってばかりで時間を浪費することになるからです。
なので、問題を解くときは以下の手順で解いてください。
- ①;試験開始の瞬間に問題を全て見る
- ②;①で見た問題で解けそうな問題とそうでない問題でランク付けをする
- ③;それぞれの問題で時間配分を決める (当然、解けそうな問題の時間は短い)
- ④;②でランク付けした中で低い=解ける問題から順番に解いていく
- ⑤;もちろん、時間内に解けきれなかった時点で次の大問に移る
- ⑥;時間が余ったら見直し/検算 and 解けなかった問題を考えて点数をもぎ取る
試験とは同じようなレベルの学生の学力を比較して点数を満たさなかった人を不合格にする仕組みになっています。
そのため、学生を比較して得点に差をつけるために、大問の中には鬼門と呼ばれる非常に難しい問題もあります。
- 鬼門を最初に解くことを回避
- 簡単な問題でいかに満点に近い点数を叩き出すか
- 残り時間で解けた問題を見直して減点を回避
- 残り時間で鬼門に取り組み部分点をもぎ取る
計算スペースの確保
次に言いたいのが計算スペースの確保です。
余白とかが足りなくなり、字も汚くなった結果、どこに何があるか分からなくなって混乱して書き間違えたりする経験はないでしょうか?
これに関する対処は以下に2点です。
- 問題用紙を下書きに使う
- 解答用紙に折り目をつけて小問のスペースを決める
問題用紙に書き込んではいけないという注意書きがない限り問題用紙に書き込むことは可能です。
いきなり、解答用紙に書き込むことはせずに問題用紙に計算などを下書きして要所のみを解答用紙に書き込めばスペースが節約すると思います。
また、解答用紙に折り目をつけて(点線を引く)小問ごとのスペースを確保することです。
以下に例を示します。

また、解答用紙に書くときも行を揃えて読める字で書く(常識)ことをお勧めします。
最後に・・・
数学などの計算について言いたいことですが山登りに例えると・・・
- 問題の解答にたどり着く・・・山の頂上に到達すること
- 計算・・・山の頂上に到達するための道具 (杖・服装・非常食とか)
よく学生から「計算ができないのですがどうすれば良いか?」「計算をしたくないが津すれば良いか?」と聞かれますが、私はこれらを馬鹿げた質問だと思っています。
というのも、計算を楽にする方法なんてありませんし、数学は計算をする学問です。
計算をしたくないなんて言うやつは数学に対する適性がないと思います。
計算ミスをしたくないのなら計算に必要な定義・定理・公式を全て正しく理解して、練習して慣れるしかないのです。
先ほどの質問の意図は「山を登りたくないからヘリコプターとかで頂上まで連れて行ってくれ」と言っているのと同じことです。
計算方法を理解していないのに問題を解くことは「準備をせずに山に登って遭難することと同じ」です。
ただ、同じ山を登ることであっても休憩の取り方や歩行方法を変えたりすることで楽に登ることはできると思います。
今回私がこの記事で言ったこと以外にも工夫はあると思います。
試行錯誤を行うことでしょうもない計算ミスを減らしていきましょう。