円の方程式の微分 特殊な微分の原理 陰関数の微分

数Ⅲ微分

こんにちは。horyです。

前回は特殊な微分の1つである対数微分法に関して学びました。

今回は円の方程式の微分について、3通りの方法で導関数を求めると共に、特殊な微分の1つである陰関数の微分について原理を解説します。

陰関数の微分も勘違いをする人が多いので克服を目指します。

今回も頑張りましょう。

円の方程式の微分

以下はこの記事で取り組む例題です。

この問題を例題として解説します。3通りのやり方を紹介します。

方法① 二次方程式と見て「y=xの式」で表す

方法① 二次方程式と見て「y=xの式」で表します。

後は通常通りyをxについて微分するだけです。

以上により導関数を求めることができました。

方法② 媒介変数表示

媒介変数表示とは・・・この問題ではxとyを1つの文字で表すことです。今回であれば角度θで表すことが可能です。

方法③ 陰関数の微分

陰関数の微分を用います。陰関数と言っても何のことか分からないと思うので実践します。

両辺をxで微分します。「yもxの関数で表せる(xが影響する)」ので微分しないといけません。勘違いする人の特徴「yはxに無関係と考え、yを消してしまう」人がいますが間違いです!

上の式の赤い部分は「積の微分」を用いています。記事はこちらです。

この赤い部分の微分は物理でもかなり重要となりますので、このように処理できることは頭に入れておいてください。また、このような微分法を陰関数の微分と言います。

練習問題

以下に示すのは例題を踏まえた練習問題です。

この問題を例に解説します。

陰関数の微分が楽なので解答はその方法を用います(今回の記事のメインテーマなので)。

解答・解説

陰関数の微分を行います。両辺をxで微分します。

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