二変数関数の最大・最小 三角関数を用いる

三角関数

こんにちは。horyです。

今回の記事では三角関数を用いる二変数関数の最大・最小の問題について記事をまとめました。

非常に良い問題になっています。

必要ならば以下の記事を読んでおくことをお勧めします。

二変数関数の最大・最小と三角関数

以下はこの記事で取り組む問題になります。

上の問題を例に解説します。

この問題が良問である理由は、「三角関数の合成」・「倍角の公式」・「半角の公式」・「和と積の関係」の全ての知識を利用するためです。

問題の基本方針

問題の基本方針についてです。

一見、二変数関数で解けないと思いがちですが・・・

x,yが「原点中心で半径√3の円」上を動くことから、円に拘束することでθのみの関数にできます。

つまり「2変数→1変数」にできるということです。

また、yの範囲が「y≧0」であることから、「0≦θ≦π」の範囲で考えます。

最初はθの範囲が書いていないので困惑するかもですが、x,yの条件から自分で作るしかないです。

x,yに条件がなければ0≦θ≦2πと考えれば良いです。

(1)解答・解説

また、θの範囲から・・・

以上より、最大値と最小値は・・・

(2)解答・解説

倍角の公式・半角の公式を利用して「二次→一次」にします。

赤い部分をf(θ)と考えます。

また、θの範囲から・・・

以上より、最大値・最小値は・・・

(3)解答・解説

以上により、x,yの和と積で表せるので利用します。

以上により、tのみの関数で表すことができます。

上の式の赤い部分をg(θ)とおきます。

tの三次関数を微分して最大値・最小値を求めます。

以上より、最大値・最小値は・・・

補充問題

練習問題の応用です。

「原点中心で半径√3の円」「x軸に+1・y軸に+2だけ平行移動」したと考えると・・・

一変数化できそうです。

(3)とかは計算が大変かもですが、あとは自分でやってみてください。

タイトルとURLをコピーしました