こんにちは。horyです。
前回は「三角関数の合成」の原理について説明しました。
今回の記事では実践的な問題を解説したいと思います。
以下の記事を読んでおくことをお勧めします。
三角関数の最大値・最小値
三角関数の最大値・最小値の問題を見かけるとき、大抵はsinやcosが入り交じっています。
最初にやらなければいけないのはsinかcosのどちらかに統一することです。
統一方法の内の1つが「三角関数の合成」です。
以下はこの記事で取り組む問題です。

この問題を例に解説します。
私はsinで統一する方法を好んでいるのでこの記事ではsinで統一する解答を示します。
(1)解答・解説

以下に図を示します。

今回の「角度α」は有名角ではないのでαに関する情報が必要です。

角度の範囲についてです。

以上より、最小値と最大値は・・・

(2)解答・解説

どちらもcosになっていますが、角度の部分(赤い部分)が同じでないので、このままではしんどいです。
ひとまず、加法定理を用いてみます。

以上より、最大値と最小値は・・・
