グループ別・元素別各論 炭素の同素体とその化合物

無機化学

こんにちは。Horyです。

前回までの記事はグループ別・元素別各論の金属元素を中心にまとめていきました。

今回の記事からは非金属元素をまとめていきますが、その第一歩としてこの記事では炭素の同素体とその化合物に関してまとめていきます。

今回も頑張りましょう。

炭素の同素体について

まず、同素体とは元素自体は同じですが、性質が異なる物質のことです。

炭素について、同素体は3つあって以下に示します。

  • ダイアモンド
  • 黒鉛
  • フラーレン

それぞれの構造と性質を図にして以下に示します。

炭素とその化合物

炭素とその化合物に関して以下にまとめます。

  • CO2・・・二酸化炭素
  • CO・・・一酸化炭素

基本的にこの2つなので、これに関することを個別にまとめていきます。

頑張りましょう。

二酸化炭素について・・・

二酸化炭素は無極性分子で固体はドライアイスと呼ばれています。

また、二酸化炭素が温室効果ガスの原因となり、地球温暖化が進行しています。

  • 赤字の正反応・・・鍾乳洞の形成 (沈殿が溶ける)
  • 赤字の逆反応・・・鍾乳石の形成 (沈殿ができる)

ちなみに、地球温暖化の原因となる温室効果ガスは何も二酸化炭素だけでなく以下の気体も温室効果ガスに当てはまります。

  • メタンガス
  • 二酸化窒素
  • フロンガス

一酸化炭素

極性の小さい中性分子です。

なので、水に非常に溶けにくいです。

人間が一酸化炭素を吸った場合、血液中に存在するヘモグロビンの鉄二価イオンと結合します。

このことで、ヘモグロビンが酸素と結合できなくなってしまうので酸素を体に運べなくなります。

そのため、一酸化炭素は人間に取って極めて毒性が強いです。

ちなみに、一酸化炭素の製法は熱したコークスを水蒸気と反応させることで生成して・・・

また、石油を作る際の起点となる物質で・・・

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